スギ花粉
スギはヒノキ科の常緑高木で、日本特産の針葉樹です。
日本古来から存在している木で、縄文・弥生時代には全国に杉の天然林が広く存在していました。この木は加工のし易さから木材として幅広く用いられてきました。江戸時代に、本州にはもはや天然の大スギは残らない位伐り尽くされましたが、同時に植林も始まり、戦後の大造林計画の際にも、積極的にスギが植えられました。しかしその後安い輸入材が入ってくる様になるとスギの需要が減少し、さらにスギ花粉症がクローズアップされてからは悪玉扱いもされるようになり、現在荒れ放題となっているスギ林も多いようです。
この木の花粉は秋にも少量飛散しますが、冬に一旦収まった後、再び2月から4月まで本格的に飛散します。スギは風媒花で多量の花粉を飛ばすため、スギ花粉症の患者はこの時期に急増します。スギ花粉症は日本で最も多い花粉症で、国民の15%が患っています。
基本的な花粉の対策
・花粉情報をチェックし飛散量の多い時は外出を極力避ける。
・外出する場合は当然、不織布のマスク、眼鏡等、花粉対策グッズを活用しましょう。昨今では、ファッショナブルなメガネや、マスクも立体型や花粉を通さない高密度フィルター、鼻に直に入れるものなどいろいろなタイプが発売されおり対策もしやすくなっておりますね。
・天気予報にも注意して雨の翌日は要注意です。
・寝不足は、花粉症を悪化させます。
・朝起きた時は、特に酷かったりしますがティッシュではなく洗面所で鼻水をしっかりと出してしまうと暫く治まります。
・食事も、過食には注意が必要のようです。
・よく言われる、肉、卵、牛乳にも過敏な方には注意が必要と言われます。
なるべく花粉に自然に対峙したいと考えるとするなら、このような当たり前の習慣にも充分配慮することも大切です。
花粉対策 お茶
毎年、いろいろ話題になるお茶があります。
杉茶(スギ茶)、凍頂ウーロン、甜茶(テンチャ)など。
最近話題なのが、べにふうき緑茶。
べにふうき緑茶には、メチル化カテキンという成分が多く含有されおり、このメチル化カテキンが、大変話題を集めています。
花粉対策として注目になる理由の、もう一つは 自然な緑茶。
美味しく飲める お茶だということですね。
大人から子供まで飲めます。
薬ではありませんので 治療ということではありませんが、自然な方法。
試すにはオススメと言えます。